スマホアプリで盗撮が増加中! 岩手県話題

カメラ差し出したら「盗撮」 岩手県警、県条例改正を検討

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盗撮行為の悪質・巧妙化を受け、岩手県警はスマートフォンなどのカメラを下着などに向けて差し出す行為自体を禁止する県迷惑防止条例改正を検討している。盗撮しようとする行為を禁止。シャッターを押す前に被害者に気付かれ撮影されなかった場合など盗撮画像がなくても、取り締まりの対象となるという。

 

現行の条例では盗撮を禁止しているが、盗撮画像が確認できることが取り締まり要件になっている。そのため、女性のスカート内にカメラを入れたものの、シャッターを押す直前に被害者などに気付かれ撮影されなかった場合や、犯人が撮影後に画像を消去した場合は取り締まることができない。

 

そこで改正では、盗撮画像がなくても盗撮を取り締まれるように変更する。具体的には「カメラ等を着衣で覆われた下着等に向けて差し出す行為自体を禁止行為として規制し、盗撮画像の有無に拘らず、卑劣な盗撮行為を取り締まることができるよう改正する」としている。近年、シャッター音を無音化するアプリケーションが悪用されるなどの現状を踏まえたという。有料記事

32歳の小学校講師を逮捕 盛岡で女性盗撮容疑

盛岡市のJR盛岡駅の駅ビル内で女性のスカート内を盗撮したとして、盛岡西署と県警鉄道警察隊は2日、県迷惑防止条例違反(卑わいな行為の禁止)の疑いで、八幡平市内の小学校常勤講師(32)=岩手町=を逮捕した。

 

 逮捕容疑は1日午後9時半ごろ、同駅ビルの上りのエスカレーターに乗っていた紫波郡のアルバイト女性(20)の後方から、スカート内にデジタルカメラを差し入れて盗撮した疑い。

 

 同署によると、気配を感じた女性がカメラを持っていた容疑者を問い詰め、連絡を受けた駅員が鉄道警察隊に通報した。カメラには、この女性を盗撮したデータが保存されており、同署は容疑者を取り調べるなどして動機や目的を捜査する方針。

 

 市教委によると、容疑者は2008年4月から県内各地で講師を務め、現在の小学校には今年4月から勤務。学級担任も受け持っている。1日も通常通り勤務していたという。有料記事